トヨタ米国新車販売、SUV系が好調…9月実績

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米国トヨタ販売は1日、9月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は14万7162台で、前年同月比は16.8%増。2か月ぶりに前年実績を上回った。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が、前年同月比19.5%増の3万0769台と、2か月ぶりに増加。『プリウス』も3.7%増の1万1394台と、4か月ぶりのプラスとなった。『カローラ』も、1.5%増の2万1060台と堅調だ。

また、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は48.7%増の2835台と、久しぶりに前年実績をクリア。今年3月半ばにマイナーチェンジを受けた『アバロン』も、29.1%増の2504台と好調だった。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年10月末に新型を投入した『4ランナー』が前年同月比437.1%増の3577台と、10か月連続の前年実績超え。ミニバンの『シエナ』も、54%増の9920台と売れている。

また、主力の『RAV4』も前年同月比41.2%増の1万4685台と、2か月ぶりのプラス。大型トラックの『タンドラ』も6923台を販売し、前年同月比は9.7%増と2か月ぶりに回復した。

レクサスブランドの乗用車系では、主力セダンの『ES』が前年同月比21.4%増の3697台と4か月ぶりのプラス。その一方、改良モデル発売直前の『IS』は、26.9%減の2447台にとどまった。09年10月末にマイナーチェンジした『LS』も、8.4%減の712台と3か月ぶりのマイナス。09年8月に投入された新型ハイブリッドセダン、『HS250h』も、42.8%減の711台と落ち込んだ。

レクサスブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年12月末に新型をリリースした『GX』(日本名:トヨタ『ランドクルーザープラド』)が、前年同月比122.8%増の1054台と、9か月連続のプラス。しかし、『RX』は9.8%減の7420台と、2か月連続で前年実績を下回った。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が前年同月比9.6%増の1687台と久しぶりに回復。『xD』(日本名:『イスト』)は2%減の894台と、回復まであと一歩だ。

9月のトヨタの米国新車販売の内訳は、乗用車系が前年同月比6.5%増の8万3805台、ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系が33.8%増の6万3357台。ライトトラック系の伸びが大きかった。

《森脇稔》

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