日産の米国新車販売、主力3車種が5割以上増…9月実績

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アルティマ セダン
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北米日産は1日、9月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7万4205台で、前年同月比は34%増。2か月ぶりに前年実績を上回った。

日産ブランドの乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が前年同月比64.8%増の2万0016台と、4か月ぶりのプラス。『セントラ』も56.4%増の7876台と、2か月ぶりに増加した。『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』/『ティーダラティオ』)も46.9%増の7021台と、3か月ぶりにプラスへ転じた。

しかし09年5月、米国市場へ投入された『キューブ』は、前年同月比31.7%減の1523台と、4か月連続で減少。スポーツカーでは、09年1月に新型に移行した『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)が、1.9%減の787台と、2か月連続のマイナス。マイナーチェンジを控えた『GT-R』は、43.2%減の63台と、14か月連続のマイナスだ。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、大型ピックアップトラックの『タイタン』が前年同月比8.6%増の2063台、大型SUVの『アルマーダ』が70%増の1476台と、12か月連続で前年実績をクリア。8月にマイナーチェンジ車を発売した小型SUVの『ローグ』は8319台を販売し、前年同月比は63.5%増と2か月ぶりに増加した。

インフィニティブランドでは、10年3月に新型をリリースした『M』(日本名:日産『フーガ』)が、前年同月比226.6%増の1460台と好調。09年12月にマイナーチェンジ車を発売した『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)も7.9%増の3056台と、9か月連続で増加した。7月に新型をリリースした大型SUVの『QX56』は、21.4%増の822台をセールスし、13か月連続で前年実績をクリアしている。

日産の10年1〜9月米国新車販売は、前年同期比16.1%増の67万3701台。同社のアル・キャスティグネッティ副社長は、「日産ブランドでは9月、アルティマ、セントラ、ローグの3台がとくに好調だった」と述べている。

《森脇稔》

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