池に落ちた男性、実はひき逃げ被害者

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2日午後10時ごろ、山口県山口市内の国道2号で、路肩を自転車で走行していたとみられる男性がクルマにひき逃げされる事故が起きた。男性は弾き飛ばされて池に転落するも自力で脱出。警察は後に33歳の男を逮捕している。

山口県警・山口南署によると、警察が事件発生を認知したのは3日の午前0時ごろ。山口市内にあるコンビニエンスストアの従業員から「事故に遭ったとみられる男性客が店に訪れた。負傷しており、助けを求めている」との連絡があったと、地元消防からの連絡が寄せられた。

負傷したのは鳥取県米子市に在住し、山口市内の病院で研修中だった21歳の男性。「気がついたら池に落ちていた」と話しており、頚部骨折や頭部強打の重傷を折っていた。事故に遭ったことや、その前後の記憶がなく、自分が池に倒れていた理由もわからないという。

男性が落ちたとされる池は山口市鋳銭司付近の国道2号沿いにあり、道路と池の間にあるガードレールに男性の乗っていた自転車が立て掛けられた状態で置かれていた。しかし、この自転車には車両のものとみられる衝突痕があり、警察は男性が自転車乗車中に追突され、弾みで池に転落した可能性が高いと判断。重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

翌3日夜になり、防府市内に在住する33歳の男が出頭。男のクルマと被害者の乗っていた自転車の衝突痕が一致したことから、4日未明に自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「ガードレールに接触したと思った」などと供述。自転車への衝突については否認しているようだ。自転車は衝突の弾みで転倒したと考えられることから、警察では誰が自転車をガードレールに立て掛けたのかについても調べを進めている。

《石田真一》

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