【ホンダ フィットHV 燃費レポート】インサイトより上? リッター27.5km

エコカー ハイブリッド
フィットハイブリッド
フィットハイブリッド 全 5 枚 拡大写真

ハイブリッドモデル追加、またエンジン、シャーシ各部にも手が入るなど、大規模なマイナーチェンジが施されたコンパクトカー、ホンダ『フィット』。その新型に早速試乗し、燃費チェックをしてみた。

画像:フィットハイブリッドの走行シーン

試乗車は「ハイブリッド」、1.3リットルの「Gスマートセレクション」、1.5リットルのスポーティモデル「RS」の3車種で、トランスミッションはすべてCVT。走行にあたっては、飛ばしもせず、ノロノロ走行もせずという、ごく普通のエコ走行を心がけた。

試乗コースはお台場にある船の科学館を出発。まずレインボーブリッジの一般道を走り、芝浦インターチェンジで首都高1号線に乗り、羽田で下りる。その後、空港拡張で話題になっている東京国際空港の国際線ターミナル近くを通る一般道を走行。最後に首都高の空港中央インターから首都高湾岸線でお台場に戻るという、全長約35kmのルートだ。

事前に1万台の受注を集めたハイブリッドは、基本仕様はハイブリッド専用車『インサイト』とほとんど同一で、異なるのは主にクルマの重量や性格に合わせたセッティングの部分だという。その走行フィーリングは出力特性、ノイズなど、ハイブリッドカーらしさを感じさせる部分がほとんどないというもの。ハイブリッドカーの特別感がないというのは、商品特性上はマイナスに作用する可能性もあるが、フィットの開発陣はそこを捨ててでもナチュラルさを追求したのだろう。

省燃費走行はインサイトと比べて、格段にやりやすくなった。ホンダのIMA用1.3リットルエンジンには、負荷が小さい時に燃料をカットするだけでなく、バルブを閉じたままにしてエンジンが空気を吸って排出するときに発生するエネルギー損失を防ぐ機構が実装されており、そのときには電気モーターのエネルギーだけで走ることになる。開発陣は、インサイトに比べてその状態に入りやすいようにチューニングしたと主張していたが、実際に走ってもそうセッティングされていることはすぐに実感できた。

果たしてフィットハイブリッドのオンボードコンピュータ上の燃費は、試乗コーストータルで27.5km/リットル。同条件で満タン法テストを行わなければわからないが、同じような走り方をした場合、インサイトよりやや上であるように感じられた。10.15モード燃費はインサイトと同じ30km/リットルだが、省燃費走行が簡単になったことや、車両重量が軽い(10.15モード燃費測定時の重量区分はインサイトと同じ1016~1265kgで、1250kgとして扱われる)ことがプラスに作用しているのかもしれない。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『スカイライン』新型が12月公開へ! 開発期間を半減、“日産復活の象徴”はどうなる?
  2. BMW 3シリーズ 新型、9月30日デビューへ…第8世代は内燃エンジン全車がハイブリッドに
  3. フィアット『トポリーノ』、ソフトトップ仕様がカタログモデルに…「ドルチェヴィータ」欧州発表
  4. コメリの洗車用「デカスギドライクロス」に“片面仕様”登場! 絞りやすさと吸水力を両立
  5. カーシェアの「タイムズカー」に不正アクセス、免許証画像など660万件の顧客情報流出[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. タイ矢崎電線のアルミ新工場がタイに完成、生産量3倍に増強…送配電網・自動車向けに対応
  3. [Key Person Interview]圧倒的な地の利を活かすラストワンマイルの担い手…駅レンタカーシステム代表取締役社長小堀明夫氏
  4. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  5. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
ランキングをもっと見る