日産 GT-R、ニュルのラップタイムを2秒以上短縮

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GT-R 全 2 枚 拡大写真

18日、大幅改良を施した2011年モデルが発表されたばかりの日産『GT-R』。そのドイツ・ニュルブルクリンクでのラップタイムは、非公式ながら7分24秒22を記録していたことが分かった。

これは19日、海外や日本の自動車メディアが報じたもの。45psものパワーアップを成し遂げて、最大出力530psを獲得したGT-Rは、ドイツ・ニュルブルクリンクを7分24秒22で周回したという。

ちなみに日産は、2011年モデルのGT-Rのニュルブルクリンクでのラップタイムを公式公表していない。GT-Rの開発責任者の水野和敏氏が18日、報道関係者に対して7分24秒台と明かしただけ(これは公式タイムではない)だ。

メディアによると、タイムアタックの直前に天候が悪化したため、公式なタイム計測が中止されたのが理由とされ、非公式に計測された7分24秒22のタイムも、一部路面がウェット状態で記録したものだという。

しかし、非公式の7分24秒22のタイムでも、2009年4月に記録した7分26秒70を、2秒以上更新した計算。GMのシボレー『コルベットZR1』の7分26秒4を上回り、クライスラーグループのダッジ『バイパーSRT10 ACR』の7分22秒1に肉薄する。量産スポーツカーとしては世界最高峰のラップタイムであるのは、疑いのないところだ。

ところで、水野氏は18日のGT-R発表の場で、ポルシェ『911GT2RS』がニュルで7分18秒を記録したことを意識してか、「レーシングカーのような特殊な限定車(911GT2RSは世界限定500台)での記録に意味があるのか。我々は誰でも購入できる基準車で、タイムを出す」と強調している。

しかし、メーカーとしての日産は、2008年秋のポルシェとの一件以来、ニュルのラップタイムを公表しない方針とも伝えられる。今後、2011年モデルのGT-Rが、ニュルブルクリンクで公式なタイム計測を行い、その結果が公表されるのか注目される。

《森脇稔》

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