ミシュラン、独自の再生タイヤ本格普及へ---全国300店舗体制めざす

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リグルーブタイヤの実験に使用されたトラック
リグルーブタイヤの実験に使用されたトラック 全 6 枚 拡大写真

日本ミシュランタイヤは、摩耗したタイヤに溝を掘り直してつくる「リグルーブタイヤ」の販売店舗数を現在の約200店舗から、早期に1.5倍増となる300店舗まで拡大することを目指す。

リグルーブタイヤは、ミシュランタイヤの頑強なケーシングよって成り立つ、同社独自のタイヤリサイクル方法。新品タイヤの溝はおよそ14、15mmだが、摩耗したタイヤは、溝がおよそ3ミリメートルほどまで減っている。これに改めて溝を掘り直し、安全性や省エネ効果を復活させるという技術だ。

日本ミシュランタイヤによると、ここ数年でリグルーブタイヤを手掛けることができるタイヤ販売店の店舗数が急拡大しているという。2008年には100店舗に満たなかったが、09年に150店舗を突破、10年6月時点で200店舗まで拡大した。

同社はいまのところ、既存のリグルーブタイヤ対応店舗に対して、タイヤに溝を掘る技術の向上を目的とするトレーニング活動を行っている。この活動と並行して、今後は一層の店舗数拡大を図る方針。ベルナール・デルマス社長は「環境対応が競争力につながる時代。日本市場でリグルーブタイヤへの需要を掘り起こしていく。店舗数は早期に300店舗を目指す」とした。

《土屋篤司》

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