【ITS世界会議10】ドライバーの健康状態を読み取る座席 アイシン精機

自動車 テクノロジー ITS
アイシン、健康検知する運転座席
アイシン、健康検知する運転座席 全 7 枚 拡大写真

アイシン精機は、ドライバーの健康状態を読み取る運転座席を展示した。現在開発中で、あと1〜2年のうちに実用化できるという。

【画像全7枚】

安全走行を実現するうえで、もっとも注意しなければならない要素のひとつにドライバーの健康状態がある。たとえ自動車が高性能であっても、ドライバーが存在する限りドライバーの適切な判断と、それに伴う運転技術が安全性を左右することになる。

これまでは、ドライバーの顔を検知し、睡眠が必要な場合など変化を読み取って、車両側から休憩を促すシステムなどがあった。

今回アイシン精機が提案する技術は、ドライバーの心拍機能や呼吸状態、運転姿勢を読み取り、健康な状態で運転しているかをリルタイムに検知する。

この技術を実現しているのは、電極を多数搭載した独自開発の運転座席。それぞれの電極が座席に座るドライバーの圧力を検知し、脈拍や呼吸を読み取る。ドライバーの運転姿勢も詳細まで把握できるという。

アイシン精機では、この技術を高齢者や商用車のドライバー向けに提供することを目指している。

《土屋篤司》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る