フリースケールの新開発プロセッサ…次世代車載マルチメディアアプリが可能

自動車 ビジネス 企業動向

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、『i.MX53』プロセッサ・ファミリを拡充し、次世代車載マルチメディア・アプリケーションを可能にする車載向けバージョン「i.MX536/MX534」を発表した。

近年、タブレットやスマートフォンなどの一般的なモバイル製品でダウンロードして実行できるアプリケーションが好まれる傾向が強まっている。そのため自動車メーカーは新型車の開発において、カスタマイズ可能なインダッシュ・アプリケーションや、完全な再設定が可能なメータ・クラスタで、同様の使用感覚を実現する高性能なドライバ・インフォメーション・システム(DIS)を必要とする。

両製品は、車載動作向けに特別設計したスマートフォン・クラスのプロセッサで、インフォテイメントや集中型テレマティクス、カスタマイズ可能なグラフィック・メータ・クラスタなどのアプリケーションに求められる要件を満たしている。

2つの独立したグラフィックス処理エンジンを組み込むことで、高フレーム・レート・グラフィックスのレンダリングを実現する。

これによって自動車を設計する際、固定型のアナログ・メータ・クラスタから、自動車製品ファミリ内で自由なカスタマイズが可能なディスプレイ・ベースの単一メータ・クラスタへと移行することができるとしている。

量産開始は2011年上期の予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る