三菱益子社長「国内生産を減らす考えはない」

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2010年度第2四半期決算会見
2010年度第2四半期決算会見 全 2 枚 拡大写真

三菱自動車の益子修社長は28日、2010年度第2四半期決算会見で国内生産体制について触れ、「下期はすべての地域で販売を増やしていく計画なので、国内での生産台数を減らすことはしない」と述べた。

なにしろ新型コンパクトSUV『RVR』(欧州名『ASX』)の販売が欧州、中国などで計画を上回るほど好調で、生産が追いつかないからだ。そのため、12月から岡崎工場(愛知県)で生産している『アウトランダー』を水島工場(岡山県)に移管。岡崎工場では新型コンパクトSUVの増産に専念する。

「下期は中東、アフリカ、中南米、北米にも新型コンパクトSUVを展開し、一層の拡販を目指す。グローバルの販売計画も2010年度9万3000台に上方修正する」と益子社長。文字通り、下期に攻勢をかける考えで、減産など考えられないというわけだ。

ただ、最近の円高にはやはり頭を悩ませているようで、為替影響の受けないタイでの生産が「円高を克服する一つのヒントになる」と話し、世界最適生産体制の構築を進めていく考えを示した。具体的には年内に発表する中期経営計画で明らかにするそうだ。

《山田清志》

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