デンソーが発表した2010年9月中間期の連結決算は、当期純利益が940億円と、前年同期の18倍となった。
売上高は前年同期比22.1%増の1兆5896億円と大幅増収となった。世界的な自動車生産台数の回復で受注は好調に推移した。
収益では営業利益は1243億円で、経常利益が1334億円だった。為替差損で160億円、労務費の増加で80億円などの減益効果があったものの、操業度差益で1186億円の増益効果、合理化で225億円の増益効果などがあったため、大幅増益となった。
通期業績見通しも上方修正した。売上高は同4.5%増の3兆1100億円、営業利益が同36.1%増の1860億円、経常利益が同29.7%増の1980億円、当期純利益が同82.5%増の1340億円となる見通し。