ベイビー CLSか…メルセデスベンツ F800 に新展開

自動車 ニューモデル 新型車
F800スタイル
F800スタイル 全 12 枚 拡大写真

ダイムラーは10月29日、メルセデスベンツのコンセプトカー、『F800スタイル』の新写真を公開した。開発中と噂される『CLS』の派生コンパクト車として、注目できる。

『F800スタイル』は今年3月、ジュネーブモーターショーで初公開。未来のテクノロジーを満載した実験車の位置づけだ。

最大の特徴は、プラグインハイブリッドや燃料電池など、幅広いパワートレインに対応する新開発マルチドライブプラットホーム。プラグインハイブリッド仕様の場合、フロントに直噴V型6気筒ガソリンエンジン(300ps)を搭載。モーター(109ps)との組み合わせで、トータル出力409psを発生する。

2次電池は、蓄電容量10KWhのリチウムイオンバッテリー。F800スタイルは、最大30kmをモーター単独でゼロエミッション走行できる。EVモード時を含めた燃費は、34.48km/リットル、CO2排出量は68g/km。0-96km/h加速は4.7秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能だ。

燃料電池仕様の場合では、フロントに燃料電池スタック、リアにモーターとリチウムイオンバッテリーを搭載。床下に、水素タンクをレイアウトする。モーターは、最大出力136ps、最大トルク29.6kgmを引き出す。

リアドアはスライド方式で開閉し、Bピラーをなくすことで優れた乗降性を実現。軽量なシートは、マグネシウム&カーボンファイバー製だ。インパネには、新開発のマルチファンクションディスプレイを採用。「カムタッチパッドHMI」と呼ばれる新しい操作システム、EVモード走行時の航続距離を正確に表示する「レンジオンマップファンクション」など、先進装備が導入される。

F800スタイルの全長は4725mmと、『Eクラスセダン』の4870mmよりも145mm短く、『Cクラスセダン』の4585mmよりも140mm 長い。このことからF800スタイルは、『Cクラス』と『Eクラス』との間を埋めるCLSの派生モデルとして、近い将来、デビューすると見られる。

ダイムラーが今回公表した新写真からは、F800スタイルのスマートな4ドアフォルムや、未来的なインテリアなどが確認できる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る