日中で食い違うレアアース問題

自動車 社会 社会
国会内で会見に応じる大畠章宏経産相 撮影=中島みなみ
国会内で会見に応じる大畠章宏経産相 撮影=中島みなみ 全 1 枚 拡大写真

大畠経産相は2日、中国のレアアース(希土類)禁輸について「現段階で新たな進展があったとは聞いていない」と、説明。輸出規制が続いている現状に変化がないことを示した。

経済産業省などの調査によるとレアアースの輸出は、英文の通関書類とは別に中国語の書類提出を求められるなどの手続きの煩雑化や、輸出物の抜き取り検査率が引き上げらたことによる税関手続きの遅滞などにより進まない状況が、夏前から続いている。

日本政府は外交ルートを通じて問題の解消を求めているが、温家宝首自ら「中国は禁輸はしたことはない」と、その疑惑を否定。日中の現状認識は、その食い違いさえ埋まらないままだ。

「中国にはいろいろ努力をしてほしいという要請はしているので、何らかの進展があるものと期待している」(大畠氏)

世界生産の97%を占める中国のレアアース禁輸は、米有力紙などでも伝えられ、日本だけでなく世界各国の問題に拡大しつつある。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る