スズキ鈴木会長「円高には地産地消でいく」

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スズキは2日、2011年3月期の通期業績予想を売上高、各利益とも上方修正して発表した。第2四半期までの上期がインドや日本などの販売好調で大幅な増益となったことによる。

通期の売上高は5月の前回発表時から500億円多い2兆5500億円に修正した。また、営業利益は200億円増の1000億円、純利益は50億円増の350億円とした。

4輪車の世界販売は前期より10%多い258万4000台を計画し、国内は2%の減少となるものの、インドを中心とする海外で14%の増加を見込んでいる。

想定為替レートは下期で1ドル=80円、1ユーロ=110円と円高に見直した。影響の大きい対ユーロは通期で112円と従来より3円の円高に修正した。

東京で会見した鈴木修会長兼社長は、円高対策について「地産地消の考え方でいくしかない」と述べ、海外での現地生産拡充は止むを得ないとの方針を示した。

また、海外営業を担当する鈴木俊宏専務役員も「販売する地域に近いところで生産することだし、すでに現地生産しているものについては調達率を引き上げたい」と強調した。

《池原照雄》

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