【ITS世界会議10】シンプル&低コスト実現したヘッドアップディスプレイ

自動車 ビジネス 企業動向
LED照明が当てられるとガラスに加工された部分が発光したかのように表示が浮かび上がる
LED照明が当てられるとガラスに加工された部分が発光したかのように表示が浮かび上がる 全 2 枚 拡大写真
アイシン精機グループにより設立された米国研究法人イムラ・アメリカは、独自のレーザー技術を使って低コストでウィンドウなどガラス内にディスプレイ表示を加工する技術を開発。その仕組みとメリットを会場内で紹介した。

ヘッドアップディスプレイは視線移動を最小限にとどめながら情報を伝達できるメリットがある。しかし、その加工にはコスト負担が大きく、それはユーザーに対しても反映されるのが悩みであった。

アイシンが開発したヘッドアップディスプレイのポイントは、ガラスそのものをレーザーによって加工し、下からLED照明を加えることで必要な情報を浮かび上がらせるようにしている点。LEDが発光しない時はほとんど何も見えない状態となり、それも微細な加工技術によって成功したという。

コストダウンができた秘密は、LEDによる照明を使ったこと、表示を映し出すためのフィルムが不要となっていることが大きく、それでいて構造がシンプルであるが故に耐久性も高いメリットがもたらされるという。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る