東芝、スマートグリッド開発強化へ…研究所、EV充電設備を新設

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スマートグリッド研究棟のイメージ
スマートグリッド研究棟のイメージ 全 2 枚 拡大写真
東芝は4日、スマートコミュニティ関連事業の研究開発を加速するため、開発拠点である府中事業所(東京都府中市)にスマートグリッド研究棟と太陽光発電研究棟を新設、電気自動車(EV)向け急速充電スタンドを設置すると発表した。

同社は信頼性の高いスマートグリッド関連技術の開発を加速するため、自社内にスマートコミュニティ関連の実証試験設備を整備する。

スマートグリッド研究棟では、電力系統から需要家までのスマートグリッドの各システムとその模擬装置を配置し、これらを連携することで、総合的な評価が可能な「統合型スマートグリッド評価システム」を実現する。安定的な電力供給の維持と電力の効率的な運用に向けて12月上旬から実証研究を開始する。

太陽光発電研究棟には、単結晶、多結晶、薄膜など様々な種類の太陽電池パネル約420kW分を設置し、パワーコンディショナ、二次電池「SCiB」などを組み合わせた太陽光発電システムを構築した。システムを用いた実証実験も12月上旬から開始し、各種太陽電池パネルとパワーコンディショナ、蓄電池を組み合わせたシステムとしての品質、性能などを検証する。

さらに、太陽光発電研究棟の横にはCHAdeMO(チャデモ)規格に対応したEV向けの急速充電スタンドを設置した。施設で急速充電スタンド使用上の課題を検証し、今後の開発に活かしていく方針だ。

《レスポンス編集部》

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