BASF、自動車を軽量化するプラスチック素材の新製品を発表

自動車 ビジネス 企業動向
発表を行うハーマン・アルトフシニアバイスプレジデント
発表を行うハーマン・アルトフシニアバイスプレジデント 全 2 枚 拡大写真

BASFは、自動車の軽量化につながるプラスチック素材の新製品を発表した。

【画像全2枚】

発表された新製品は4種類。『Ultramid Endure(ウルトラミッド・エンデュアー)』『Ultremid Structure(ウルトラミッド・ストラクチャー)』『Ultramid High Speed(ウルトラミッド・ハイスピード)』『Ultramid S Balance(ウルトラミッド・S・バランス)』で、耐熱性能や形状変化への対応など、それぞれに特徴を持っている。

ウルトラミッド・エンデュアーは、セ氏220度の高温状態で持続的な使用が可能。最高使用温度は240度で、自動車のエンジンルームなどの金属代替に適している。

ウルトラミッド・ストラクチャーは、複雑な形状変化に対応可能で、自動車のシートの骨組みなどから自転車、ドリルなどの工具にも使用できる。ウルトラミッド・ハイスピードは薄肉化に対応している。

ウルトラミッド・S・バランスはヒマシ油由来のセバシン酸が60%以上含まれており、環境対応力に優れている。

BASFでアジア太平洋地域におけるエンジニアプラスチック事業の責任者、ハーマン・アルトフシニアバイスプレジデントは「新製品はサンプル出荷をはじめ実用化も可能な段階にある。軽量化はすべての自動車が常に追い求めなければならない課題。我々の新製品がこれに貢献する」と述べた。

《土屋篤司》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  5. ホンダ『S2000』にスーパーチャージャー、老舗JDMチューナーが580馬力にカスタム…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る