BASF、自動車を軽量化するプラスチック素材の新製品を発表

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発表を行うハーマン・アルトフシニアバイスプレジデント
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BASFは、自動車の軽量化につながるプラスチック素材の新製品を発表した。

発表された新製品は4種類。『Ultramid Endure(ウルトラミッド・エンデュアー)』『Ultremid Structure(ウルトラミッド・ストラクチャー)』『Ultramid High Speed(ウルトラミッド・ハイスピード)』『Ultramid S Balance(ウルトラミッド・S・バランス)』で、耐熱性能や形状変化への対応など、それぞれに特徴を持っている。

ウルトラミッド・エンデュアーは、セ氏220度の高温状態で持続的な使用が可能。最高使用温度は240度で、自動車のエンジンルームなどの金属代替に適している。

ウルトラミッド・ストラクチャーは、複雑な形状変化に対応可能で、自動車のシートの骨組みなどから自転車、ドリルなどの工具にも使用できる。ウルトラミッド・ハイスピードは薄肉化に対応している。

ウルトラミッド・S・バランスはヒマシ油由来のセバシン酸が60%以上含まれており、環境対応力に優れている。

BASFでアジア太平洋地域におけるエンジニアプラスチック事業の責任者、ハーマン・アルトフシニアバイスプレジデントは「新製品はサンプル出荷をはじめ実用化も可能な段階にある。軽量化はすべての自動車が常に追い求めなければならない課題。我々の新製品がこれに貢献する」と述べた。

《土屋篤司》

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