日立金属、中国にピストンリング材工場を新設

自動車 ビジネス 企業動向

日立金属は、中国・蘇州に自動車部品の材料となるピストンリング材の生産拠点を新設する。

同社は、ピストンリングの材料、スチール製ピストンリングの中でも強度が高いステンレス鋼ピストンリング材のトップメーカー。現在は島根県の安来工場で生産している。

中国の自動車市場は拡大しており、2010年は1600万台に達する見通し。今後、中国の自動車販売台数増加と環境性能向上のニーズ拡大に伴って、高品質・高性能なステンレス鋼ピストンリング材需要も増加することが予想されるため、中国に新工場を建設する。

安来工場でのピストンリング材の一貫生産体制に加えて、中国新拠点では、安来工場で生産された鋼材の圧延、熱処理などを行った後、日本、中国の二極生産体制を構築する。これによって供給能力を増強するとともに、納期の短縮、技術サービスの強化を図る。

ピストンリング材の生産拠点の投資額は約20億円。積層部品、ターゲット材を生産する日立金属(蘇州)科技の敷地内に設立する。生産開始は2012年1月からで、2012年度に12億円、2015年度に20億円を売上げを目指す。

《レスポンス編集部》

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