はやぶさから地球外物質を採集---1500個

自動車 ビジネス 企業動向

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器から採集した微粒子の全てが地球外物質で、小惑星イトカワ由来であると発表した。

JAXAでは、6月13日に豪州のウーメラ実験場に着陸したはやぶさの帰還カプセルのサンプルキャッチャーA室から、特殊形状のヘラで採集した微粒子をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察・分析した上で、1500個程度の微粒子を岩石質を確認した。

それらを分析したところ、鉱物種と存在割合、鉱物の成分比率が隕石の特徴と一致したことや、はやぶさに搭載したリモートセンシング機器で推定した表面物質のデータと整合すること、回収した容器内から地球上の一般的な火成岩の破片が見つかっていないことなどから、採集した微粒子のほぼ全てが地球外物質で、小惑星イトカワ由来であると判断した。

採集された微粒子のほとんどは、サイズが10ミクロン以下の極微粒子であるため、取扱技術について特別なものが必要。

JAXAでは今後、回収されたサンプル収納容器から微粒子の採集を引き続き行うとともに、イトカワ由来の微粒子のより詳細な分析を進め、太陽系の起源と進化の解明に貢献していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る