【スタッドレスタイヤガイド '10 後編】新コンパウンド、ハイスピード走行可能、ESC対応…各製品の特徴をチェック

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BLIZZAK REVO GZ
BLIZZAK REVO GZ 全 6 枚 拡大写真

北海道では雪の便りも届き、本格的なウインタータイヤのシーズンが訪れる。2010年の冬シーズンも、タイヤメーカーはこぞって独自のグリップ技術でアイスバーンや圧雪路での性能を引き出している。後編はブリヂストン、グッドイヤー、ピレリ、コンチネンタルなどの製品を取り上げる。

■ブリヂストン BLIZZAK REVO GZ
1988年に誕生した歴史あるブリヂストンのウインタータイヤブランドが『BLIZZAK』。日本では降雪地域の北海道や北東北で50%近い装着率(ブリヂストン調べ)を誇る。『BLIZZAK REVO GZ』は、新コンパウンド「レボ発泡ゴムGZ」の採用により定評の氷雪性能にさらに磨きがかかった。この他、「非対象パターン」や「非対称形状」など、同社の他のタイヤで培った技術を応用している。この結果従来品の「BLIZZAK REVO2」との比較して氷上ブレーキ性能を12%、ウェットブレーキ性能を9%向上させている。

■グッドイヤー ICE NAVI ZEA II
『ICE NAVI ZEA II』は2009年に登場したグッドイヤーの最新スタッドレスタイヤ。従来品「ICE NAVI ZEA」から基盤技術のバイオトレッドや撥水シリカを継承しつつ、「新コンパウンド」と「新パターン」を採用。新コンパウンドは、「コンビネーショングラス」と「バリュートレッド」を含むトレッドコンパウンドにより、氷上グリップ性能のみならず雪上・ドライ走行性能、耐摩耗性も向上させたと謳う。さらに、新パターンでは、4リブ構造の採用によりブロック剛性を上げ、ドライでの高速性能もハイレベル。

■ピレリ WINTER SNOWCONTROL SERIE II
高速走行に対応する「ハイウェイスタッドレスタイヤ」として高い評価を得ている『ウインター・ソットゼロ』シリーズ(高出力車用)のコンセプトをベースに、中・小型車向けとして開発したのがこの『WINTER SNOWCONTROL SERIE II』。

冬季の非降雪地域におけるデイリーユースを想定し開発され、気温の変化によってグリップの特性を変化させるTDCコンパウンドを採用し、ドライからウェット、降雪路面など、あらゆる路面で安定した性能を発揮する。速度レンジはT/Hレンジ(210km/h)で、環境に配慮したグリーンパフォーマンスタイヤだ。

■コンチネンタル ContiVikingContact 5
コンチネンタル・グループはタイヤのみならずブレーキやサスペンション、電子デバイスなどの設計/開発をおこなう巨大サプライヤーだが、このグループの強みを活かして開発されたのが『ContiVikingContact 5』だ。

“車本来の性能を最大限に活かす”をコンセプトに、横滑り防止装置(ESC/VDC/DSCなど)を装備した車両に最適なスタッドレスタイヤとして開発。ESCとの連動効果に重点を置いて設計/開発されており、非対称「ESC対応パターン」「エレベータグルーブ」や「ニューノルディックコンパウンド」などにより、優れた氷上・ドライ・ウェット性能とコントロール性を実現した。

《レスポンス編集部》

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