沖電気、超小型サイズ車々間通信装置を開発

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車々間通信装置、車載イメージ図
車々間通信装置、車載イメージ図 全 1 枚 拡大写真

沖電気工業(OKI)は、車車間/歩車間の直接通信が可能な世界最小の超小型サイズ車々間通信装置「簡易小型IVCユニット」を開発した。

今回開発した簡易小型IVCユニットは、同社が開発した携帯電話を利用した歩行者安全支援システム「安全携帯アタッチメント」のハードウェア技術を発展させ、車載機に適用したもの。

従来の5.8GHz帯車々間通信装置の約11分1の容積となる、50×57×26mmサイズで、従来はケーブルで外部接続していた車々間通信用アンテナ、LEDやブザーなどのサービス提供用表示装置、GPS受信器やアンテナ、加速度センサとジャイロセンサも内蔵する。外部接続機器無しに、車両に簡単に搭載できるもので、インストルメントパネル上部、フロントガラスなどへの設置を想定している。

簡易小型IVCユニットの利用により、内蔵のGPSからの位置情報を車車間通信機能により周辺車両へ通知するとともに、周辺車両の位置情報を取得することが可能になる。

また、車両相互の位置関係により衝突事故発生の可能性を検出した場合、事前に注意喚起を行うことが可能になる。

同社では今後、装置をベースに、通信性能の向上を図り、同時にシステム構築の技術開発を進めるとともに、安全支援アプリケーションや快適走行支援、環境効率走行支援への適用についても検討する。さらに、UHF帯の車車間通信機能の実装やIEEE802.11pへの拡張開発も目指す。

《レスポンス編集部》

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