アウディ A6 新型、概要発表…ハイブリッドも設定

自動車 ニューモデル 新型車
A6新型
A6新型 全 10 枚 拡大写真

アウディは1日、新型『A6』の概要を明らかにした。先進のテクノロジーや軽量ボディ、スポーツシャシーなどを採用し、エグゼクティブセダンの新基準を打ち立てる。

新型のデザインは、現行型の延長線上にあるものといえるが、『A7スポーツバック』に見られるアウディの最新トレンドを導入。スポーティかつダイナミックなフォルムを構築する。

ボディサイズは全長4920×全幅1870×全高1460mm、ホイールベース2910mm。現行モデルと比較すると、新型は5mm短く、15mmスリムで、20mm背が低い。しかし、ホイールベースは65mm延ばされており、後席乗員の快適性が引き上げられた。

新型の車体には、アルミと高張力スチールによる複合構造を採用。アルミの使用率は、全体の20%以上に達する。これにより、一般的なスチールボディ比で、約15%の軽量化に成功。「2.0TDI」グレードの場合、車両重量は1575kgに抑えられた。

エンジンは、ガソリン2機種とディーゼル3機種の合計5ユニットで、V型6気筒をメインに、直列4気筒も用意。燃費性能は、現行比で最大19%向上させた。遅れてハイブリッドも追加される。

このハイブリッドは、2.0リットル直列4気筒ターボ「TFSI」(最大出力211ps)に、モーター(最大出力45ps)を組み合わせたもの。2次電池は蓄電容量1.3kWhのリチウムイオンバッテリーで、最大3kmを最高速100km/hでゼロエミッション走行できる。

0-100km/h加速は7.3秒、最高速は238km/hとパフォーマンスも十分以上。それでいて、欧州複合モード燃費は16.13km/リットル、CO2排出量は142g/kmと、環境性能は高い。アウディは、「V6のパワーと4気筒の燃費を両立」と自信を見せる。

新型A6は2011年初頭、欧州市場で発売。ドイツでの価格は、3万8500ユーロ(約418万円)からと公表されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る