神戸製鋼、北米で自動車用冷延ハイテンを生産

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自動車用鋼板、鋼材使用の例
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神戸製鋼所は、米国のUSスチールとの合弁会社で自動車用冷延ハイテンを生産することで最終合意した。

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神戸製鋼とUSスチールの合弁会社プロテックコーティングがオハイオ州リープシック市に、約4億ドルを投じて自動車用冷延ハイテンの連続焼鈍設備を新設する。生産能力は年産50万ショートトン。

年内にも正式契約に調印し、2011年初頭に着工、新設備の営業運転開始は2013年初頭の予定。

プロテックは、自動車用ハイテンや自動車用外板を中心に溶融亜鉛めっき鋼板を年間100万ショートトン生産する世界最大級の自動車用高級鋼板供給拠点。

自動車メーカーには、安全性強化と軽量化を両立するため、車体上部(アッパーボディー部分)に自動車用冷延ハイテンへの採用を拡大したいとのニーズがある。特に日本の自動車メーカーにはそのニーズが強いが、北米で自動車用冷延ハイテンを供給できるメーカーは限られる。

今回、こうしたニーズに対応するため、神戸製鋼が日本国内で培ってきた自動車用冷延ハイテンに関する様々なノウハウを北米に展開する。プロテックを通じて日本国内と同等の品質・機能を持つ製品を現地生産する。

プロテックは、現在の自動車用溶融亜鉛めっきハイテンに加えて自動車用冷延ハイテンについても供給体制を整え、日本・北米・欧州で神戸製鋼のハイテングローバル供給ネットワークを強化する。

設備は、神戸製鋼の自動車用冷延ハイテンの技術優位性の原動力となっているウォータークエンチ装置に加え、超高速ガスジェット冷却装置も併設した最新鋭の連続焼鈍設備を導入する。

《レスポンス編集部》

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