【メルセデスベンツ ML350 ブルーテック 試乗】踏み込んで感激…岩貞るみこ

試乗記 輸入車
ML350 ブルーテック 4マチック
ML350 ブルーテック 4マチック 全 5 枚 拡大写真

密度の高いボディ。メルセデスに対峙すると、どうしてもこんな言葉が浮かんでしまう。同じ大きさでも、こっちの方が重い気がしてならない。乗り込んだときの重厚感と包み込むような安心感がそう思わせるのか。

【画像全5枚】

試乗車はディーゼルエンジンである。MLの背が高くて重いはずのボディを、そんなことはまったく感じさせずにぐいぐいと運んでいく。さすがのトルク感である。もちろん密閉度の高いボディは、ディーゼル独特の音も振動も遮断する。車外に出たときに聞こえてくるディーゼルらしさは、忘れるくらいの静かさだ。

ところで「いやあ、やっぱりディーゼルの突き飛ばされるようなトルクはすごい」と、先に試乗していたジャーナリスト諸氏が言うものだから、どれだけ初速からどかんと速いのかと思ったらそうではない。最初の反応は逆ににぶいくらいで、どかんとくるのは、ぐっとアクセルを踏み込んだとき。ここで初めて「うわーっ」と感激の加速感が味わえるのである。

つまり、トルクがあまりにもあるので、ちょこんと踏んだだけで飛び出してしまうと危ないと判断したのだと思う。自分の意思でここぞというときに踏み込んで、それに反応するというのがメルセデスのディーゼルエンジンの特徴なのだ。確かに日本のクルマたちは、楽しようというおじさん連中が、アクセルを踏んだ瞬間からがっと出ないと「遅い」だの「もたつく」だのと言い、それゆえにアクセル早開き傾向に走るのだが、それはいかがなものか。ペダル踏み間違い事故も、案外そんなところも起因しているのかもしれないよ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/エッセイスト
女性誌や一般誌を中心に活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に精力的に取材中するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。JAF理事。チャイルドシート指導員。国土交通省 安全基準検討会検討員他、委員を兼任。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産が新型小型EV『ピクソ』を欧州発表、ルノーと共同開発…航続259km
  2. アウディ6車種858台リコール、燃料漏れ
  3. ここまで変わる? ホンダ『アコード』次期型の新デザインを予想
  4. 「パジェロ復活したしランエボも…」三菱『ランサーエボリューション』がPHEVで登場!? SNSでは期待高まる
  5. 日産『ローグ ハイブリッド』新型、第3世代「e-POWER」搭載…今秋米国発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 「認知機能は正常」でも事故は起きる…「運転技能検査」厳格化、高齢者に問われる“運転する力”【岩貞るみこの人道車医】
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る