5日午後1時50分ごろ、山形県鶴岡市内にあるJR羽越本線の踏切で、踏切内に立ち往生していた乗用車に対し、通過中の下り普通列車が衝突する事故が起きた。運転していた60歳の女性は衝突直前に車外へ脱出し、ケガはなかった。
山形県警・鶴岡署によると、現場は警報機や遮断機が設置された踏切。クルマは警報機が鳴動を開始した後に踏切内へ進入したが、前方の遮断機が下りたことで停止したとみられる。
衝突によってクルマは中破。運転していた同市内に在住する60歳の女性は車外に脱出していてケガはなく、列車の乗客乗員47人も無事だった。
現場は鶴岡市大半田付近。警察では過失往来危険容疑でクルマを運転していた女性から事情を聞いているが、調べに対しては「先を急いでいたので、警報機が鳴っている踏切に進入した」、「遮断機が下りてきて通れなくなり、パニックになった」などと供述しているようだ。