関西ペイント、南アの塗料メーカーをTOBで完全子会社化へ

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関西ペイントは、27.6%出資している持分法適用関連会社である南アフリカ共和国のフリーワールド・コーティングス・リミテッドの全株式取得を目指して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。

フリーワールドは、ヨハネスブルグ証券取引所に上場している。関西ペイントは、フリーワールドの株式追加取得の意向説明書を提出したが、フリーワールドの取締役会は賛同しておらず、事実上の敵対的買収となる。

ただ、フリーワールドに14.0%出資するエレメント・インヴェストメント・マネージャー、約8.1%を保有するフランクリン・テンプルトン・インヴェストメント、約7.2%保有するアーゴン・アセット・マネージメントはTOBに応じることで意向を取り付けている。また、19.6%出資しているパブリック・インヴェストメント・コーポレーションも6.6%分は応募する意向。

フリーワールドの株式買付価格は、1株当たり12.00ランド(約144円)。買収総額は最大で約18億ランド(約219億円)となる予定。買収手続きは2011年5月に完了することを想定している。

関西ペイントは、フリーワールドを完全子会社とすることでアフリカを中心とした新興市場の基盤を強化する。買収後、フリーワールドに環境対応製品など、先進製品を投入し技術支援も行いながら相乗効果を追求、長期的な成長戦略を描くとしている。

《レスポンス編集部》

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