日産ゴーン社長「スズキとの関係は続けていく」

自動車 ビジネス 企業動向
日産自動車カルロス・ゴーン社長
日産自動車カルロス・ゴーン社長 全 2 枚 拡大写真

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は14日、三菱自動車との協力関係拡大を発表した記者会見の席上、スズキとの関係について「切ることはない。事業上の関係として続けていく」と述べた。

画像:14日におこなわれた日産三菱合同記者会見

日産は現在、スズキから『ルークス』、『モコ』などの軽自動車のOEM供給を受けているが、お互いにメリットがあれば続けていくというわけだ。ゴーン社長は非常に割り切って考えている。

「スズキがフォルクスワーゲンと提携を結んだので、その結果、軽自動車で戦略を進めるために、三菱自動車と協力を拡大するということになった。三菱自動車とは共同開発やリソースの分担を通して、軽自動車を開発し、プラットフォームを新興国などで使う余地を探ろうとしている」

ゴーン社長は三菱自動車との関係はスズキのものより「もっと深いものである」と強調した。その裏には、OEM供給だけでは大きな利益を得られないということがある。開発段階から参加することによって、国内の自動車市場で3分の1までになった軽自動車でさらなる利益を得ようというわけだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱『デリカミニ』新型を発売、受注は1万台超え…「DELIMARU Package」を7割が選択
  3. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、『eKスペース』新型を発売…受注は標準グレードに集中で93%
  5. ホンダのアドベンチャー・スクーター『ADV160』とその実力は?…10月のモーターサイクル記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る