BMWとメルセデスベンツ…ヘッドハンティングの応酬

自動車 ビジネス 企業動向
CSコンセプトのデザインをスケッチするハビブ
CSコンセプトのデザインをスケッチするハビブ 全 6 枚 拡大写真

BMWからライバルのメルセデスベンツに転職。そして、エクステリアデザインチーフとして、BMWに返り咲いた人物がいる。

【画像全6枚】

彼の名前は、カリム・ハビブ。BMW在籍時代、現行『7シリーズ』や『コンセプトCS』(2007年)のデザインを担当し、その優れた才能が評価された。

それもそのはず。カリム・ハビブ氏は先代『5シリーズ』の生みの親であり、ここ数年のBMWデザインに多大な影響を与えたクリス・バングル氏(1992年にBMWに入社。2009年2月にBMWのチーフデザイナー兼執行役員から退任)の下で、ノウハウを身につけたのだ。

しかし、カリム・ハビブ氏は2009年3月、メルセデスベンツにヘッドハンティング。メルセデスのドイツ・デザインスタジオを統括し、次世代『Sクラス』の開発を手がけていると見られていた。

BMWは14日、カリム・ハビブ氏をBMWのエクステリアデザインチーフとして迎え入れると発表。BMWグループのデザインを統括するアドリアン・ファン・ホーイドンク取締役は、「彼は素晴らしい才能を持った人物。今後のBMW車のデザインに、その才能が存分に発揮されるだろう」とコメントしている。

今回の人事は、ドイツの2大自動車メーカー間で、ヘッドハンティングの応酬となった形だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  4. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  5. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る