欧州新車販売6.5%減、8か月連続で前年下回る…11月実績

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ACEA(欧州自動車工業会)は15日、11月の欧州全域(EU+EFTA全28か国)の新車販売結果を公表した。総販売台数は110万6598台。前年同月比は6.5%減と、8か月連続で前年実績を下回った。

画像:販売不振の中、健闘のブランド

5大主要国では、ドイツが前年同月比6.2%減の26万2262台と引き続き不振。イタリアは21.1%減の14万5198台と、8か月連続のマイナスだ。フランスも10.8%減の19万3913台と、7か月連続で前年実績を割り込んだ。

今年6月まで好調だった英国も、11月は13万9875台にとどまり、前年同月比は11.5%減と5か月連続の前年実績割れ。スペインも25.5%減の6万4515台となり、5か月連続で前年実績を下回った。

主要9社の販売実績は、1位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が、前年同月比5.2%減の23万5614台と、8か月連続のマイナス。VWブランドは13.6%減の11万7557台、シュコダブランドは12.2%増の3万9985台、セアトブランドは0.5%減の2万5712台。しかし、アウディブランドだけは、2.4%増の5万2222台と4か月連続で前年実績を上回った。

2位のPSAプジョーシトロエンは、前年同月比9.5%減の14万4542台と7か月連続で減少。その内訳は、プジョーが4.5%減の8万0451台、シトロエンが15.1%減の6万4091台と、ともに不振だ。

3位のルノーグループ(ダチアを含む)は、11万5487台を販売し、前年同月比は12.1%減と、5か月連続のマイナス。低価格のダチアブランドは6.6%増の2万4647台と好調だったが、ルノーブランドは16.1%減の9万0840台と落ち込んだ。

4位のGMグループ(オペル、シボレー、サーブを含む)は、9万8319台を販売。前年同月比は4.2%増と、8か月ぶりに前年実績を上回った。一方、5位のフォードモーターは8万5856台にとどまり、前年同月比は14.7%減と、8か月連続で減少した。

6位のフィアットグループ(ランチアやアルファロメオを含む)は、7万4194台を販売。前年同月比は23.7%減と、9か月連続のマイナスだ。ブランド別では、アルファロメオが25.6%増の1万0023台と健闘。しかし、フィアットが27.3%減の5万7208台、ランチアが35.6%減の6619台と大幅減に見舞われた。

7位のBMWグループ(MINIを含む)は、6万6050台を販売し、前年同月比は18.8%増と、3か月連続のプラス。BMWブランドは19.8%増の5万4078台、MINIブランドは14.5%増の1万1972台と、両ブランドともに好調だ。

ダイムラー(メルセデスベンツとスマート)は8位。その販売台数は6万0002台で、前年同月比は2.5%増と3か月ぶりに前年実績を上回った。ブランド別では、メルセデスベンツが6.5%増の5万3343台、スマートが21.1%減の6659台だった。

9位はトヨタグループ(レクサスを含む)で、4万4670台を販売。前年同月比は20.4%減と、10か月連続のマイナスだ。トヨタブランドは20.5%減の4万3488台、レクサスブランドは16.6%減の1182台と不振が続く。

トヨタ以外の日本メーカーでは、日産が前年同月比3%減の3万4874台と、5か月連続のマイナス。スズキも12.3%減の1万5993台、ホンダも17.3%減の1万3791台、マツダも19.7%減の1万2313台と苦戦している。一方、三菱は71.1%増の1万0272台と、4か月連続で前年実績を上回った。

韓国メーカーでは、ヒュンダイが3万0087台を販売し、前年同月比は6.4%増と7か月ぶりのプラス。キアは6.1%減の2万1052台で6か月連続のマイナスだ。

今年1〜11月の欧州新車セールスは、前年同期比5.1%減の1273万6102台。このペースだと、通年での前年実績超えは困難かもしれない。

《森脇稔》

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