[広州レポート]活気あふれる「食」と「ファッション」の街

自動車 ビジネス 海外マーケット
広東省といえば「食」。大小さまざまな飲食店が軒を連ねる
広東省といえば「食」。大小さまざまな飲食店が軒を連ねる 全 18 枚 拡大写真

広州モーターショーが開催されている中国広東省広州市をレポート。自動車だけでなく、「食」と「ファッション」の街でもある広州の一面にフォーカスする。

広州のある広東省といえばやはり「食」だろう。ホテルの周りにも大小さまざまなレストランやカフェが軒を連ねる。粥や麺、丼ものなどは5元(約62円)程度からと非常に安く、ボリュームもたっぷり。店を問わず味はお墨付きなので、何を選んでも満足できるだろう。本格的な中華料理を頼んでも、2~3人ならば100元~200元(1200円~2500円)程度で心ゆくまで本場の味を満喫することができる。

記者のお気に入りは「腸粉」という料理。薄く伸ばした米のシートに海老やレタスを巻いて蒸したもので、ゼラチン状のぷるぷるとした食感に濃厚な中華ソースが絡んで美味しい。一皿8元程度で、現地では朝食として好んで食べるようだ。数軒で腸粉を試したが、それぞれの店でソースの味に特徴があり、同じ具材でも様々な味を楽しむことができる。

商業が盛んで、市民の購買欲も高いらしく、個人経営の商店だけでなくいたる所にデパートやショッピングモールが乱立する。中でも広州ホテルから徒歩10分ほどに位置する繁華街「北京路歩行街」は、まるで原宿とアメ横と巣鴨が合わさったような活気に溢れるスポットだ。

生地や衣料品の生産が盛んな広州らしく、スポーツブランドをはじめ数十軒ものアパレルショップが所狭しと立ち並ぶ。レストランやカフェ以外に外資系のファストフードチェーンも多く、若者の遊びスポットとしても人気のようだ。商店街の中には大きな寺院もあり、ショッピングだけでなくちょっとした観光を楽しむ事もできる。ツアー旅行客の団体も多く見かけた。この繁華街は平日の22時を過ぎても人が途絶えることはなかった。

日本語はおろか英語も殆ど通じないが、一歩街に出てしまえば圧倒的なエネルギーにそんな不安もかき消されてしまう。ほんの数時間の周遊でも、広州が中国第3の都市として成長を続ける理由を垣間みることができるだろう。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
  5. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る