東芝、フランスでスマートコミュニティ実証事業に参加
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実証事業はフランス第二の都市であるリヨン市で、都市再開発に合わせて新築されるビルに省エネルギーを達成するための関連技術を導入し、情報通信技術を使って太陽光発電遠隔監視システムや電気自動車の充電・課金システム、都市再開発地域内でのエネルギー管理などの仕組みの導入を検討する。
東芝グループは、実証事業で3つの分野の事業化調査を一括で受託した。
一つ目の分野では、都市再開発で新設されるビルのエネルギー最適化のためのビルディング・エナジー・マネージメント・システムの構築について検討する。二つ目は、電気自動車の充電・課金インフラを含めたエリア内交通インフラの構築について、三つ目が住宅・ビルなどの情報通信技術を活用したエネルギー管理システムを検討する。
東芝グループは、実証事業を通して、都市再開発の中で省エネビル・電気自動車などを含む需要サイドから供給サイドまでを組み込んだスマートコミュニティに関するさまざまな技術に実用化の可能性とその効果について検証する。
東芝は、これまで米国ニューメキシコ州での日米スマートグリッド実証やインドでのデリー・ムンバイ産業大動脈構想、中国での天津市環境都市プロジェクトなどの海外でのスマートグリッド・スマートコミュニティ関連事業に参画している。
《レスポンス編集部》