記念写真の撮影中にひき逃げされて死亡

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25日午後7時40分ごろ、三重県志摩市内の市道で、記念撮影を行うために車道へ立っていたとみられる男女が進行してきたワゴン車にひき逃げされる事件が起きた。2人は死傷。警察は後に46歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

三重県警・鳥羽署によると、2人は神奈川県相模原市から訪れた観光客。食事をした店の前で記念写真を撮っていたところ、進行してきたワゴン車が突っ込んできたという。

この事故で40歳の女性がクルマにはねられ、頭部強打が原因でまもなく死亡。41歳の男性も転倒した際に打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。

クルマはそのまま逃走したため、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。「現場から約1km離れた飲食店駐車場にフロントガラスの破損したクルマがいる」との通報を受けて現場に急行。この車両の破損部位と、現場から採取した破片が一致したことから、運転していた伊勢市内に在住する46歳の男を自動車運転過失致死傷と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

現場は志摩市阿児町付近で、片側1車線の直線区間。逮捕された男は現場付近を通ったことは認めているが、事故については「記憶に無い」と供述。ひき逃げ容疑を否認している。

《石田真一》

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