交通事故死者数 2018年目途2500人以下に

自動車 社会 行政
撮影=中島みなみ
撮影=中島みなみ 全 1 枚 拡大写真

岡崎トミ子国家公安委員長は2日、昨年の交通事故状況を振り返り、こうコメントした。

「平成30年(2018年)を目途に交通事故死者数を2500人以下とする目標の達成はもちろん、少しでも交通事故死者を減らし、世界一安全な道路交通の実現を目指してまいりたい」

交通事故死者数は10年連続で減少、負傷者数は16年ぶりに90万人を下回った。減少要因を安藤隆治警察庁長官は、こう分析する。

「シートベルト着用者率の向上、事故直前の車両速度の低下、悪質・危険性の高い違反に起因する事故の減少などがあげられる」

しかし、依然として厳しい見方を崩していない。

「交通事故死者数の対前年減少率は1.0%。この10年間で最も小さく、いまだ飲酒運転等の悪質違反に起因する交通事故によって尊い命が犠牲となるなど、交通事故情勢は依然として厳しい」

飲酒運転事故件数は06年から07年にかけて1万0762件から6880件に激減した。それとともに飲酒運転に起因する死亡事故も678人から395人に減少した。ところが、その後の3年間は際だった減少はない。

●過去3年間の飲酒運転事故と死者数
2008年 6614件 395人
2009年 5146件 264人
2010年 5004件 254人

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  3. ネオレトロ戦国時代!? 新型スズキ『GSX-8T/8TT』モビショーでの公開に、「いい意味でスズキっぽくない」「まさしく温故知新」など注目
  4. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  5. ホンダ『S2000』にスーパーチャージャー、老舗JDMチューナーが580馬力にカスタム…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る