伊東ホンダ社長「日本を盤石に、けん引役は『軽』」

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ホンダの伊東孝紳社長は5日、日本でのビジネスを盤石にすることが最重要課題との考えを示した。伊東社長は同日、都内で開かれた自動車工業団体賀詞交歓会で一部報道陣に対し語った。

伊東社長は「ウチの会社は輸出依存型だったのは事実。海外が相対的に利益を上げる体質の中で、やはり日本の中でちゃんと確固たる地位を築くというのは、ホンダにとっては重要なこと」と強調し、そのけん引役が「ひとことで言うと軽(自動車)」であると断言した。

さらに伊東社長は「軽はもともと売っているが、新たにメイン工場の鈴鹿で軽を生産するということは、軽にもう一回力を入れてシェアを伸ばしたいという意思があるわけで、日本の全体の低価格化、スモール化の中で、もっと力を入れてシェアを伸ばしたい」と意気込みを語った。

ホンダは昨年7月20日、世界的な商品の小型化に対応するため、2012年から鈴鹿製作所で軽自動車の生産を開始し、車体軽量化と低コスト化に寄与する生産技術を構築すると発表している。これに伴い子会社の八千代工業で計画していた軽自動車の新工場の建設中止を決めた。

《小松哲也》

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