アウディオブアメリカは4日、2010年の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は2007年の記録を上回り、過去最高の10万1619台。前年比は22.9%増と、BMWやメルセデスベンツを超える伸びを見せた。
牽引役は、SUVの『Q5』。2010年は2万3518台を販売し、前年比は70.5%増と伸長した。『A5』シリーズも好調で、67.1%増の1万6379台。モデル末期の『A6』シリーズも、27.8%増の8675台と支持された。『Q7』は9.3%増の7976台だ。
また、入門モデルの『A3』シリーズは、前年比69.3%増の6558台を販売。スポーツカーの『R8』は14.3%増の799台、ハイエンドサルーンの『A8』は4%増の1521台だ。一方、主力モデルの『A4』シリーズは、6.5%減の3万4672台と後退した。
アウディの米国年間セールスが10万台を超えたのは、初の快挙。アウディオブアメリカのヨハン・ダ・ネイスン社長は、「2010年はアウディにとって意義深い1年。顧客は優れたエンジニアリング、パフォーマンス、個性的なスタリングなどを高く評価している」とコメントしている。