豊田通商清水社長「グローバル2020年ビジョンを公表する」

自動車 ビジネス 企業動向

豊田通商の清水順三社長は、2011年の年頭挨拶で「2012年度には本部組織の再編と『グローバル2020年ビジョンの発信』を予定している」と述べた。

本部組織の再編では、商品・地域・機能の戦略の強化、新規事業創出へ向けた営業本部の再編、非営業部門の効率化を牽引するための業務本部とコーポレート本部との統合を計画している。

また、グローバル2020年ビジョンでは、ここ数年の劇的な環境変化をチャンスと捉え、一段の成長を目指すための新たな旗印を掲げる。

同社は現在、ビジョンの策定準備を進めているが、その前に「自動車対非自動車の収益バランスを50対50にする」、「第二、第三の柱を構築」を掲げる「ビジョン2015」を達成することが前提としており、「2016年3月期には、バランスの取れたポートフォリオを達成し、全社一丸となって2020年ビジョンに向かっていきたい」としている。

また、清水社長は自動車産業をはじめとする基幹産業の技術の進歩とグローバル化が加速していることに対応、2011年は「加速」と「変革」を求めた。

加速は「事業投資と収穫」の加速、新興市場開拓の加速、業務の効率化・原価低減を加速する。

変革は新規事業を創出するための「機能」の変革、トヨタグループの絆を強化すると同時に、グループ外への視点も広げ、豊田通商グループが遠心力を発揮出来るよう「存在感を高める自身の」変革、日本発の提案だけでなく、現地発信の戦略立案・遂行や海外主導での事業が展開できるよう「組織・風土・人材」を変革するとしている。

《レスポンス編集部》

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