GMと米エネルギー省、正極材料でライセンス契約を締結

自動車 ビジネス 企業動向

6日、ゼネラルモーターズ(GM)と米エネルギー省のアルゴンヌ国立研究所は、GMのリチウムイオンバッテリー開発において、同研究所の特許取得済みの複合正極材料で、ライセンスの使用契約を締結したと発表した。

エネルギー省の助成を受けて同研究所で開発されたリチウムイオンバッテリーの正極材料が、今回GMにライセンス供与される。エネルギー省では、これらの技術開発を促進するため、初期科学研究への助成も行ってきた。

同研究所が特許を持つ正極材料を使用することで、既存技術よりも高性能、長寿命で安全な先進的なバッテリーを開発することが可能になるとしている。

同研究所の複合正極材料は、リチウムとマンガンを豊富に含む複合金属酸化物を材料設計の手法で組み合わせた独自のもので、1充電あたりの稼働時間を拡大、長寿命化し、リチウムイオンバッテリーの安全性を高める。複合材料の安定性の向上で、バッテリーシステムを高電圧で充電することが可能となり、活物質の単位重量あたりの電圧と容量が高まり、高いエネルギー貯蔵容量が確保できる見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る