日本精工、ステアリング事業を強化---技術拠点再編

自動車 ビジネス 企業動向

日本精工は、子会社NSKプレシジョンの前橋精機プラント(群馬県前橋市)のボールねじの生産移管に伴って、2011年度末までにNPJ前橋を電動パワーステアリング(EPS)などのステアリング事業の生産拠点・技術開発拠点にすると発表した。

また、前橋地区で現在行っている精機製品(直動製品)の開発・設計機能は、日本精工全製品の基盤技術や製品の開発・設計の中核拠点である神奈川県・藤沢地区に移管する。

ボールねじの九州地区と中国・瀋陽市への生産移管に伴って精機製品の技術拠点を軸受、メカトロ製品、システム製品などの技術拠点が集中している神奈川県藤沢市に移設する。これにより、他の技術を精機製品の技術と融合させるなど、最大限活用する方針だ。

現在、ステアリング事業は、前橋市内の2か所に分散しているが、日本国内の技術開発拠点を同市内の鳥羽地区の1か所に集約する。メカ、電気・電子、ソフトの各開発部門との連携を強化し、ステアリング事業の技術開発のスピードアップを推進する。

また、NPJ前橋に省人化や自働化を実現した効率的な生産ラインを構築し、グローバルに拡がるステアリング生産拠点のマザー工場とする。今後、日本国内の3カ所のステアリング生産拠点は、より柔軟な生産体制が可能になり、グローバルでのEPS需要の増加に迅速に対応していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  4. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  5. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る