フィアット、クライスラーへの出資比率を引き上げ…25%へ

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クライスラーがチューンしたフィアット500
クライスラーがチューンしたフィアット500 全 2 枚 拡大写真

フィアットは10日、米クライスラーグループへの出資比率を、20%から25%へ引き上げると発表した。

これは、クライスラーが掲げる3つの業績目標のうち、ひとつが実現したことを受けたもの。この目標は2009年6月に定められており、クライスラーがフィアットのエンジンを米国で生産するという内容だった。

クライスラーは米政府から、フィアットの「マルチエア」技術を導入した「FIRE」エンジンに関して、米国で製造する認可を取得。このFIREエンジンは燃費性能に優れた1.4リットル直列4気筒ユニットで、まずは米国向けのフィアット『500』に搭載されることが決定ずみだ。

同社の2番目の目標は、フィアットの車台を使った17km/リットル以上の低燃費車を米国で生産すること。その際には、フィアットはクライスラーへの出資比率を、35%へ引き上げることが認められている。

フィアットとクライスラーの両グループを率いるセルジオ・マルキオンネCEOは、2011年後半のクライスラーの再上場を前に、出資比率を50%以上に引き上げる可能性を示唆。両グループの結び付きは、いっそう緊密になると予想される。

《森脇稔》

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