アウディは7日、2010年の世界新車セールスの結果を明らかにした。総販売台数は過去最高の109万7050台。前年比は15%増と大きく伸びた。
市場別では、アジアパシフィック地域が前年比38.8%増の27万6200台と伸長。このうち、中国(香港を含む)は新記録となる43.4%増の22万7938台だった。米国も過去最高の10万1629台を売り上げ、前年比は22.9%増を達成した。
欧州は、前年比4.6%増の64万7600台。地元ドイツは0.1%増の22万9157台と、かろうじて前年実績を上回った。アウディによると、ドイツでは『A1』を中心に人気を集めているという。
また、英国は前年比10.2%増の9万9705台、スペインは2%増の3万9558台、イタリアは5.5%増の6万0337台、フランスは9.4%増の5万2520台と、欧州5大国では、いずれも前年実績をクリアした。
アウディのペーター・シュヴァルツェンバウアー販売担当取締役は、「販売新記録を打ち立てた米国市場へ2011年、『A6』と『A8』のクリーンディーゼル、TDI仕様を投入する」と語り、さらなる攻勢に出る構えを見せている。