中国新車販売1806万台、2年連続の世界一…2010年

自動車 ビジネス 海外マーケット
ボーラ
ボーラ 全 4 枚 拡大写真

中国汽車工業協会は10日、中国における2010年の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、1806万1900台。前年比は32.4%増と、大幅増を記録した。

好調な販売の要因としては、総販売の約8割を占める乗用車に対する購入補助政策の効果が大きい。これは中国政府が2010年6月から開始したもので、排気量1.6リットル以下の小型車に対して購入代金の一部を助成。この制度は2010年内で終了したため、駆け込み需要による販売増も見受けられた。

メーカー別では、GMが235万1610台を販売してトップ。前年比は28.8%増と大きく伸びた。とくに、上海GMのシボレーブランドが、前年比63.4%増の54万3709台をセールス。2009年4月に投入したコンパクトセダン、『クルーズ』が18万7737台、10年頭に発売された小型ハッチバック、新型『セイル』が12万5652台と牽引役を果たした。

2位はフォルクスワーゲングループ。アウディやシュコダなどを含むグループ全体で、前年比37.4%増の192万台を売り上げている。

これで中国は、米国の1158万8783台に大差をつけて、2年連続で世界ナンバーワン市場に君臨。ただし2011年に関しては、購入補助制度打ち切りによる反動減や、渋滞対策として主要都市で導入されるナンバープレートの発行枚数制限など、新車セールスに与える不安定要素も多い。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る