128回自賠審 6000億円の保険料運用益が焦点に

自動車 社会 行政

2011年の自動車損害賠償責任保険審議会(自賠審)が1月14日に金融庁で開催される。

本来、自賠審は保険・共済の約款変更や診療報酬基準、自賠責を引き受ける保険会社などが議題となる。それに加えて、今年は今年度が返済期限だった約6000億円の一般会計繰入金について、担当の国土交通省から説明がある予定。

国土交通省は財務省に対して本来の期限だった来年度に返済を求めてきた。しかし、約6000億円の保険料運用益は、昨年末の政府予算案閣議決定前に、再び返済期限が延長された。財務相と国交相の覚書という処理方法は民主党政権でも、自民党政権とまったく同じ。

内容は、2012年から2018年度までに一般会計から繰り戻す、というもの。昨年12月22日に馬淵澄夫国土交通大臣と野田佳彦財務大臣の間で覚書が取り交わされている。

《中島みなみ》

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