【デトロイトモーターショー11】メルセデスのワールドプレミアは…SLK ではない
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実は、メルセデスベンツは13日、新型『SLK』の概要を公表している。このタイミングでの発表なら、10日に開幕したデトロイトモーターショーにも、十分間に合ったはずである。
しかし、メルセデスは敢えてCクラスを、今年のデトロイトのメインに据えた。しかも、オールニューではない、改良モデルだ。これは、メルセデスの米国戦略と密接な関係がある。
米国では欧州や日本と異なり、『Aクラス』や『Bクラス』は導入されていない。つまり、メルセデスベンツの入門車の役割は、Cクラスが担う。2010年のCクラスの米国販売は、前年比12.1%増の5万8785台と好調。『Eクラス』とともに、ブランド全体で18%増という大躍進の原動力になったのだ。
そんな事情で、デトロイトがワールドプレミアとなったCクラス。今回のデトロイトでは、その欧州ベース価格が3万2695ユーロ(約360万円)ということもアナウンスされている。
《森脇稔》