【東京オートサロン11】スバル、ニュル24時間でクラス優勝めざす

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
スバル。ニュルブルクリンク24時間レースのためのテストカー。この車でデータを集め本番車両を開発していく
スバル。ニュルブルクリンク24時間レースのためのテストカー。この車でデータを集め本番車両を開発していく 全 5 枚 拡大写真

スバルは14日、東京オートサロンの会場にて、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに今年も『インプレッサ STI WRX tS』で参戦することを表明した。会場では、SUPER GTや国際ラリー選手権への参戦体制についても発表がなされた。

スバルは、2010年のニュルブルクリンク24時間レースに、「インプレッサSTI」で参戦し、クラス4位という成績を収めている。

発表にあたって、スバルテクニカインターナショナル 代表取締役社長 唐松洋之氏は、「今年はクラス優勝をめざします」と冒頭から宣言した。続けて「ニュルブルクリンク24時間レースは、一般公道に近いコースを利用するため、レース専用の特殊なチューンよりも長時間だれでも運転しやすい車でなければ勝てないレース」とし、インプレッサをまさにそのようなコンセプトで開発していると述べた。

2011年はベース車両をインプレッサSTI WRX tSという新しいモデルにすることで、より戦闘力を高めるという。tSというモデルは「カーボンルーフ等による軽量化、バランスの良さ、4ドアセダンベースによる空力特性から、サーキット向きの車両である」とのことで、クラス優勝への自信のほどをのぞかせる。

チーム監督である辰己英治氏は、「昨年はモータスポーツではとってはいけない4位をとってしまったので、2011年は新しい車両でぜひ世界一(クラス優勝)を狙います。」と意気込みを語り、チームドライバー4名の枠うち、確定している吉田寿博選手は、「昨年は、自分としては力を出し切った感はありますが、今年は新しい車でさらに上をめざします。車はサーキット向きなので、いまからシェイクダウンが楽しみです」とのコメントだ。

STIでは、なるべく早い段階でシェイクダウンを行い、6月のレース前にドイツのVLNというシリーズに参戦して車両を煮詰めていく予定だそうだ。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る