大型車の車輪脱落事故、増加に転じる---国交省が点検呼びかけ

自動車 社会 行政

国土交通省は14日、2010年に発生した大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故は24件で、前年より11件増えたと発表した。

車輪脱落事故は、2004年の71件をピークに毎年減少してきたが、6年ぶりに増加に転じた。

1999年から2010年までに発生した事故件数は341件で、月別に見ると2月に59件、3月に51件と2、3月の冬から初春の時期に集中している。また、使用の本拠の位置別では、積雪地域である東北、北海道、北陸信越での発生率が突出している。

2、3月に発生が多いのは、例年10~12月にかけて夏タイヤから冬タイヤに交換する際、締め付け不良があり、ボルトの疲労破壊が進行して数ヶ月後に集中的に折損し、脱落が発生すると考えられている。

同省では、日常点検でホイール・ナットの脱落・ゆるみやホイール・ボルトの折損等の異常の有無を重点的に点検するよう呼びかけている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る