自動車用強化クラッチや航空機用精密機器を取り扱うオージーシステムは、東京オートサロン11にトヨタ『プリウス』のシフトチェンジレバーをボタン操作で行えるようにしたカスタムパーツ「インテリジェンスポジションスイッチ」を展示した。
同商品が取り付けられたデモカーを見ると、誰もが多少の違和感さえ覚えてしまう。センターパネルの延長上に突き出ているはずのシフトレバーがないためだ。
シフトレバーがあった円形のカプラー部分には、「B」「R」「N」「D」と記されたボタンが時計回りに配置されている。
運転席に座って発進をイメージしたとき、左手は思わず握る動作に入ろうとするが、そこにレバーはない。
「D」ボタンを押してブレーキを放すとクリープでスルスル…と前に出る。同社は「まったく新しい違和感と近未来コクピットを実現する」とPRする。
同社のインテリジェンスポジションスイッチはボタン部分の発光が7色用意され、好きな色を選べるのも売りのひとつ。
自分で取り付けることが可能でセンターパネルのシフトレバーが埋まる三角形の樹脂パーツをパカッと外してコネクター類をつないで「ボタン操作シフト」が完成する。
「慣れてる人なら5分程度で換装できますよ」と同社。
東京オートサロン11で割引価格による先行予約が行われていたが、1月末販売分の500個がこのイベントで完売した。
価格は1万8690円(税込)。同社は「次回の2月末発売分の予約を受け付けている」という。