昨年、ウィリアムズからF1デビューしたものの、今年のシートはまだ未定のニコ・ヒュルケンベルグ。マネージャーを務めるウィリー・ウェーバーはヴァージンレーシングからオファーがあったものの、これを断っていたと明かす。
「ヴァージンからオファーが来た。われわれとしても非常に喜んだのだが、チームにはティモ・グロックがいるし、二人ともドイツ人ドライバーというのはリスクが高いと判断した」
「F1には真のドライバーと、金でシートを買えるようなリッチなドライバーとに分かれている。しかし、予算確保のためのそのドライバーを獲得するなんて間違っているよ。私はニコのコクピットを金で買うことを拒否した。シートを金で買ったら最後、キャリアの終わりまで金策に奔走しなければならなくなる。ニコがそうするにはあまりにも才能がありすぎるよ」とシューマッハ兄弟のマネージャーを務めていたことでも知られるベテランマネージャーのウェーバーは語っている。