スズキは20日、新型軽自動車『MRワゴン』の発表会を行った。その会見の席上、鈴木修会長兼社長は軽自動車の車体について、「国際的に通用する」と強調した。
というのも、インドですでに実証済みだからだ。スズキは今から30年前、同国で軽自動車『アルト』に800ccのエンジンをつけて『マルチ800』として発売した。それが今も月に3000~5000台売れている。「もうやめようと思っているが、需要がある」と鈴木会長。
また、『ワゴンR』では1000ccのエンジンを載せて販売。こちらは月に1万~1万5000台を売るほどのヒットを続けている。このようにスズキは軽自動車の車体をベースにしてインドで販売、そして圧倒的な強さを示しているわけだ。
「バンパーなど改良して強固にすれば、軽自動車は十分使える」と鈴木会長は話し、特にキャブバン、軽トラック、ワゴンRなどの車高が高い車は有望との見解を示した。