児童の窓挟まれ事故で、クルマを運転の女を書類送検

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昨年4月、長崎県長崎市で障害者施設預かり施設の所有するクルマに乗っていた7歳の男児が窓に首を挟まれて意識不明の重体になった事故について、長崎県警は18日までに、このクルマを運転していた元職員の女を自動車運転過失傷害容疑で書類送検した。

長崎県警・稲佐署によると、問題の事故は2010年4月10日の午後4時45分ごろ発生している。障害児預かり施設の送迎車(軽乗用車)が長崎市琴海戸根町付近の国道206号を走行していたところ、後部座席に同乗していた特別支援学校に通う7歳(当時)の男児が窓に首を挟まれた状態でぐったりしていることに、このクルマを運転していた25歳(同)の女が気がついた。

男児はパワーウインドーで頚部を圧迫されており、ドクターヘリで同市内の病院に収容されたが、窒息を起因とする高機能脳障害で意識不明の重体となった。どの程度の時間、首を圧迫されていたのかは不明のまま。男児は現在も意識が回復していないという。

調べに対して女は「換気のために窓を開けたが、閉めた記憶はない」と供述。警察では男児が誤って窓の操作スイッチに触れたことが事故につながったものとみているが、その一方で「男児が窓の外に顔を出すような事態は容易にそ予想ができるはずで、後部座席から窓を操作できないように運転席側でロックしていれば、この事故の発生は防げた」と判断。女に注意義務の怠りがあったとして、自動車運転過失傷害容疑での書類送検を行った。

《石田真一》

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