ホイールショップの通販サイトに、車種別のホイールのマッチング表が掲載されていたり、装着イメージのシミュレーションができるようになっていたりすることがあるが、東京オートサロンの三栄書房のブースでは、ホイールの装着シミュレーションができる『iPhone』アプリのデモが行われていた。
このアプリは、2010年の10月から配布が開始されているもので、登録されているホイールのデータはメーカー数で12社、300アイテム以上だという。これに、各アイテムごとにラインナップされているカラーバリエーションをすべて指定できるようになっている(第二出版事業本部部長補佐平塚直樹氏)。
使い方は、ソフトをダウンロード(無料)したら、まず最初に車種のカテゴリを選ぶ。これは、アイテム数が多いのと、ホイールによっては、セダン、ミニバンなど限定されるデザインも多いので、対象を絞り込むためだ。
続いて選択可能なホイールがリストされるので、好きなホイールとその色を選ぶ。ここで、iPhoneのカメラによって自分の車、もしくはマッチングしたい車の写真を撮影する。撮影は真横からの画像となる。
メニューから「合成」を選ぶと、撮影した画像に選択したホイールが表示される。ホイールの画像はタップとスライド操作で好きな位置に配置できるので、だいたいの位置決めを行う。そして拡大・縮小ボタンを操作して撮影画像に合わせていき、車とホイールのマッチングを確認する。
うまく合成した画像は保存もできるが、専用のサイトに投稿もできる。投稿された画像には他のユーザーがコメントをつけたり、星の数で評価したりと、ソーシャルメディアとしての機能も持っているアプリだそうだ。
「メーカータイアップやホイールの購入アシスタントなどビジネス展開も検討していますが、現在は、あくまでエンターテインメントとしてユーザーに利用してもらうサービスとして展開しています」(同前)
ところで、三栄書房のブースだが、紹介したアプリの関係で、iPhone端末の販売コーナーがあったり、萌え系の雑誌を発行しているため、痛車とコスプレギャルの展示があったり、痛車ユーザーになぜか人気のあるドラッグレース用のオイルまで展示していた。